前回の続きです。
食欲もあまりなく、吐き気もある日が続きましたが、抗うつ剤をレクサプロに変えてから、吐き気は少しづつおさまりました。
食欲がなくても、カロリーの高いものをできるだけ食べてね!と病院の先生に言われていました。
脳はたくさんのカロリーを使う臓器で、カロリーを取らないと治るものも治らないからです。当時はウィダーインゼリーやプリンなどを食べていました。
ちなみに精神科の私の担当の先生はおじさんですがとても可愛らしいです。
話し方が穏やかで、尾木ママのような感じです。
とってもラブリーなので、ラブ先生と今名付けました。
ブログ内ではラブ先生と呼ぶことにします。
私がラブ先生に出会ったのは2年近く前のこと。
今もずっとお世話になっています。
ラブ先生には息子さんもいらっしゃいます。
なので先生の心が女性なのか男性なのかはわかりませんが、私にとっては親しみやすく頼もしい先生です。
最近は症状も安定してきているので「さかなさん、よく頑張ったね~」と毎回ほめてくださいます(笑)「僕の力じゃないよ、さかなさんが自分で治したんだよ」と言ってくれますが、実際はラブ先生の力がとっても大きいです。
自分の人生史上、一番大変な時期を支えていただきました。
これからもまだまだお世話になります!
そしてYouTubeで精神科医の樺沢紫苑先生のことを知り、動画を見させていただいたり、本も購入して読んでいました。
そこで病気を観察するために”毎日の体調の日記をつけよう”というのが紹介されていました。
実際つけていたノートがこんな感じです。
その日の気分に点数をつけて見える化したり、頓服を飲んだ時間など、その日あったことを書いていました。
〇〇食べたとか書いてありますが、一口でも食べれたら食べたと書いて、自信をつけられるようにしていました。
一番下に睡眠時間も記録していましたが、実際は睡眠時間というより、ベッドにいた時間です。眠りが浅く夜中に何度も起き、不安に襲われていました。
また、リングフィットをやったと書いていますが、運動が病気にいいという情報を見て無理矢理やっていましたが、症状が悪化している時には正直お勧めできません!
私が日記を書いていると、子どもが「今日も一日頑張ったね!」とシールを貼ってくれていました。
ネットや動画、本で学んだことも書き留めていました。
私はこの日記は1年ほど続けました。
アルバイトを始めてからは忙しくなってきてやめてしまいましたが、もう一つ「よかったことノート」というのも当時からつけていて、こちらは今も続けています。
「よかったことノート」は、寝る前にベッドで書きます。
その日あったよかった出来事を3つ書いていくノートです。
発症したばかりのころは体調も最悪だったので、よかったことと言っても「天気が良かった」「家族全員、無事に今日も家に帰ってこれた」など、本当に小さなことを書いていました。
それでも寝る前に1日を振り返ってみると、よかったことが一つもないなんて日はありませんでした。というか、絞り出して書いていました(笑)
3つのよかったことのうち(1つや2つしか書けなかった日もありましたが)一番良かったことを考えながら眠りにつきます。
これは本当に脳科学的に良いことらしく、寝る前と起きた瞬間にいいことを考えると、そのことが優先的に記憶として保存されるらしいです。
そしてこれを根気よく続けていると脳の中に”ポジティブ思考の回路”が育っていくみたいです。
前回のブログで紹介した「敏感すぎるあなたへ」という本の10センテンス法と並行してこれもやっていました。
私は分からないことや経験したことのないことをするときは本を読みます。
本はその道のプロフェッショナル達が書いているので、私が独自に編み出した方法よりいい方法が必ず書いてあると思うからです。
子育てに関する本や、自己啓発本などもたくさん持っています。
わたしは自分には認知のゆがみがかなりあると思っています。
そのことが不安障害やうつ病になった一因であると考えています。
心の持ち方、考え方を学べる良本に出会うとうれしいです。
自分一人では到底たどり着けないような知恵を、本は授けてくれます。
マンガやエッセイも大好きです!
買うこともあれば、図書館で借りてくることもあります。
図書館で借りて読んでみて、手元に置いておいていつでも読めるようにしたい!と思った本を購入したりもします。
突然ですが、私は小学生の時に父を亡くしています。
人は簡単に死んでしまうんだな、天国ってすごく近いところにあるんだな、ということを実感した出来事でした。
そこから「死ぬのが怖い。病気になるのが怖い」という意識が深く私に刻まれました。
少し体調に異変があったりすると、ネットで検索し、”ガンじゃないか?重い病気じゃないか?”とものすごく不安になっていました。
その考えからさらに体調不良を起こし、自律神経のバランスを崩すこともありました。
病気恐怖症でした。
その恐怖感からようやく少し抜け出せたきっかけがこの本です。