続きです。
前回の記事の最後にも書いたとおり、恐怖が頭の中を支配していた私に一番最初に現れた症状は、不眠でした。
このころ月に10万ちょっと稼いでいた私。
このままでは仕事を失うことになる…そうしたら家計はどうなる…?
どんどん心配の種は増えていくばかりでした。
このままでは完全に身体が壊れてしまうと思い、上司に不眠のことを相談しました。
出勤時間を13:00にしてもらい、勤務時間を今までの半分にしました。
しかしすでに私の中には「職場へ行くのが怖い」という感情があり、出勤時間の13:00が近づくと、不安でソワソワとしてしまい、とても辛かったです。
不眠の症状もどんどんひどくなり、やっと眠りにつけてもほんの小さな音でビクッとなって起きてしまい、また寝付くのに時間がかかるようになっていました。
夜が来ること自体にも恐怖を感じ、昼間もずっと怖かった。
夜、布団に入ると不安がどんどん膨らんでいき、動悸がしてきたり。
また自律神経がおかしくなっているので、首、肩、肋骨のあたり、手足などに電気が発しているようにビリビリとしびれを感じるように。
ネットで調べてみると、私の症状で行くべき病院は、精神科・心療内科。
しかし抵抗があった私は、まずはいつも行っている内科で相談しました。
とても優しいおじいちゃん先生です。
私は病院でうまく症状を話せるか自信がなかったので、ノートに先生に話したいことを書いて病院へ行きました。
ノートを見ながら話す私。
先生は私のノートを受診する度に「ちょっと貸して~コピーとっていい?」と言い、コピーしてカルテと一緒に保管してくれていました。
先生自身も私のノートに、今私の体で起こっていること、自律神経の仕組みなどを書いてくれたりもしました。
本当に親身に優しく寄り添ってくれました。
最初は飲むのをためらいました。
精神に効く薬には依存してしまう可能性もあるし、飲んで自分の体にどんな変化が起きるのか。それさえも怖かったです。
しかしあまりの症状の激しさに、デパスを飲んでみることを決意。
眠れない夜や不安が強く出たときに服用しました。
飲んだらものすごく眠れた!ということはなかったですが、服用するのとしないのではかなり恐怖の大きさが変わりました。
また、仕事前にも飲んでいきました。
ですが、仕事中の不安やソワソワ感は完全には抑えられず、作業に集中できなくなっていました。
常に得体のしれない恐怖が頭の中を支配していて、”このまま終業時間までがんばれるかな…?”ということばかり考えていました。
このままでは怪我につながるかもしれない。
そうしたら一生後悔することになる。
それにこのままガマンしながら仕事を続けても、自律神経の乱れはひどくなっていくだけだろう。
そう思った私は、仕事の合間に主人に「ごめん、仕事辞めていい?」とメールを送りました。
私の不眠症状や体調の悪さをわかっていた主人は「いいよ」とすぐに返信をくれました。
その日の就業時間までなんとか耐え、帰るときに上司に「体がしんどくて、もう無理みたいです。申し訳ありません」と告げました。
上司は「そうだね。さかなさんはここから離れたほうがいいのかもしれないね。今まで本当にありがとう」と言ってくれました。
本当なら常識的に考えて一か月前には退職の意思を伝えるべきでしたが、わたしの身体症状は一気にひどくなっていったので、あと一か月働くのは到底無理でした。
いきなり辞めてしまうことになり、工場の皆さんには本当に申し訳なかったです。
今思い出しても、とてもよくしてもらった思い出ばかりです。
退職したわたし。
ここから病気との1対1の戦いが始まります。
↓わたしの日々の癒し…お小遣いで買っています(私のお小遣いは月5000円です)。朝、化粧をする前にこれを使うと、化粧のりがよくなり、肌も少し白くなった感じがしています。近所のドラッグストアで1000円ほどで売っているので、そちらで購入しています。